2017年GWほりのアタックその5

その4その4からの続き

む、むむ、むぅ暑っちぃ!

太陽がすっかり昇り、テントに照り付けている。

暑さでたまらず目が覚めた。

雨の撤収を覚悟してテントを張ったのに

拍子抜けする位の爽やかな朝である。

もしやこれはオレンジメッター1から托された、お供メラルーの効果なのかっ!?

あみぃさんは既に食事も終えて、徐に片付けに入りはじめている。

朝は絶対にパン派のJokerは、昨日購入した菓子パンをモソモソ食べて、速攻帰り支度を始めた。

8:40出発

お互いに支度が遅いんでと言い訳しながら撤収した。

何とか9時前には出発できたぞ?

一人だとこうは行かないねぇ〜(笑)

出発後、一番近くのローソンで行動計画。

この行き当たりばっ旅感も、キャンプツーリングならでは(笑)

とりま、行き先を関西地区バイクのメッカである針TRSに定める。

10:00道の駅針テラス

県道4号線〜国道369号線で針テラスを目指す。

これが県道/国道というより、険道/酷道こそ相応しい道だった。

その険しさは、YBR125のアンダーカウルを見て頂きたい。

針テラスには、過去2回とも名阪国道からのアプローチであったが、125ccでは走れないのだから仕方がない。

早速、得体の知れないYBR125が注目されているぞ!?

更に遠方のナンバー2台という事も有り注目度は抜群だっ!(笑)

ここであみぃさんとはお別れだ。

お気を付けて!

さて、ここからは再び一人旅なのだ。

11:15道の駅御杖

トイレに立ち寄り、例のせんとくんのスタチューに別れを告げる。

さらば奈良よまた来る日まで!(笑)

それにしても良い天気だ。

頑張っているな、メラルーちゃん。。。

12:15道の駅茶倉駅

丁度、昼時だ。

腹も減ったので、道の駅に併設されているレストランで食事としよう。

何?この辺りの名物の茶倉うどんとな?

茶倉うどんに唐揚げとご飯が付いた茶倉定食を注文する。

この店の看板メニューだ。

む、むぅ〜痛恨の失敗。

これ、苦手な全くコシの無い伊勢うどんタイプの麺だ

箸でつまむだけでグズグズに崩れる、コシの無いうどん。

そういや、ここから伊勢まで近いんだっけ。

二度と食わんと誓った伊勢うどん

まさか茶倉うどんとして、再びJokerの口に入るとは

そう!唐揚げは旨かったと評しておこう。

唐揚げだけならおいしいぞ!(笑)

更にはテラス席からの景観も最高だったと記しておこう!

14:10鳥羽フェリーターミナル

道の駅茶倉駅を後にして、鳥羽フェリーターミナルを目指す。

途中、看板が野外料理対決を思い出させる。

そうだ、今夜は鶏料理にしなくては

今夜の献立を考えながら走る。

メニューが決まる前に、フェリーターミナルに到着してしまった。

思ったより早く到着できたので、温泉入って、買い物して

等と考えていたら、次の次の便まで乗れやしない。

結局、2時間待ちである。

今回、フェリーで名古屋市街をショートカットして時間を稼ぐつもりだったが

行きも帰りも2時間待ちだ。

2時間あれば100km位は走れるだろう。

100km走れば、名古屋市街経由でも良かったのかも知れないな。

まぁ原付二種はフェリー代金も格安だし、船旅も良かろう。

写真は海上保安庁の巡視船。

フェリーではない(笑)

16:20出港

2時間待って、ようやく乗船。

拘束されたYBR125に萌える!(笑)

この格納庫感がたまらなく良いっ!

17:30道の駅伊良湖クリスタルポルト

かなり日も傾いており、風が冷たくなってきた。

駐車場でオーバーパンツを装備して出撃だ!

目指すは150km彼方の秋葉山神社前キャンプ場。

到着は夜半になるだろう。

こりゃ、温泉はお預けだ。

もしかすると食材の入手すら困難かもしれない。

次回予告

写真点数の関係で、続きは次回更新。

不気味な位、雨に降られない今回のGWツーリング。

キャンプ場には無事到着できるのか?

食材は入手できるのか?

次回、その6

いよいよ物語もラストスパート。

現在で、まじで2万円もらえたという文章

現在で、まじで2万円もらえたという文章とともにをツイートさせられるスパムが拡散されています。さらにこのスパム、投稿させられた本人は自分のプロフィールページにスパムツイートが表示されず、タイムライン上でしか表示されないという声があがっていました。

虹色のキャンバス112

Sside

じっと見つめる先のカズは

口元で微笑みながら、穏やかな雰囲気でラテを作ってくれている。

ちょっとした違和感の理由。

アイツ俺に会ってから1度も喋っていないんだ。風邪で声が出ないなんて、嘘までついて。ずっと笑顔で、たまに困ったように微笑んで。

胸の奥がギュッと痛んだ。

耳は?耳は聞こえてるって書いてあるけど。病気なのか?治らないとか、命が短いとか

もう、カズの声は聞けないんですか?

医者は精神的なものでしょうって。

いつか、本人の

心の想いを伝えたい時に

声を出せる時が来るらしい

でも、あれから1度も声を

出そうとしなくて

わかりました。

ありがとう。

LINEを終えて顔を上げると

カズがケーキを出していた。

口元を少しだけあげて

穏やかな表情をしている。

どうして

どうしてそんな表情ができるんだ

お前、もう、声が出ないんだろ?

いや。もうずっと出てないって。

それって、どれだけもどかしかったろう。

トレイに運ばれてきたラテにイチゴのショートケーキ。全部、カズの手作りらしい。

カップに口をつけて一口飲む。

うまい。カズ、お前うまいな。

クスクスと笑うカズに

自然と目が奪われた。

お前さ、いい歳のとり方したんだな。

表情が昔よりもずっと柔らかい。

カズが自分の口元を

指でツンツンしている。

ん?俺?

コクコクと頷くそれすらも可愛くて

いちいちドキドキして仕方がない。

あ、ヤベッ付いてんじゃん、口に

クスクスと微笑んで見つめられると、なんだか無性に恥ずかしくて。それでも精一杯何でもない素振りをする。

目の前にあるナフキンで口元を押さえて拭く。ケーキも上手くて、ついつい一口が大きくなる。

それまでニコニコと笑顔だったカズが、ふと視線を下げると、一瞬、表情を硬くした。

見られたよな、コレ。

左手の薬指。

結婚したんだよ、俺

なんの見栄なのか

カズに嘘をついてしまった。

離婚もして、今は誰もいないはずなのに。

もっと言えば、今後もきっとしないはずなのに。

そうですかとでも言うように

ニコリと微笑むカズ。

お前には俺はもう、過去の男だろ?

そんな奴の事なんか気にすんなよ。

そう言えば、大野とはあれからどうなったんだろう。松本先生達も何も言ってなかったけど。

聞くっつってもカズは喋れねーし。

俺なんかに聞かれたくないかもしれねーし。

カズの後ろ

コーヒーの器具には似つかわしくない

1冊の本?

あれ?それ、卒業アルバム?

パッと後ろを振り返ったカズ。

自分の背中にアルバムを隠した

ように見えた。

カズ?

顔や耳まで赤くして

なに?

それ、言わない方が良かった?

あー。すまん。別にいいよ、それ。そんなに大事なんだ?

首をふるふると振って

ハニカミながら俺の前にソレを差し出した。

見ていいのか?

表紙をめくると懐かしい校舎。

今より若い松本先生や他の同僚の先生達。

俺のクラスはあの後山口先生が見てくれたんだな。あの人なら、高3を任せても大丈夫だから。

ページをめくる事にソワソワするカズ。

ん。お前、どした?

いや別になんて声が聞こえてきそうな表情。口元を尖らせて、少し微笑んで首を振る。

懐かしい。その薄い唇とか、また、ジッと見入ってしまった。

ふふ。お前のクラスだな。

途端に背中を向けて

後ろでカチャカチャと整理をし始めるカズは、きっと恥ずかしがってんだ。自分の高校時代のって、なんかヤだよな。俺もお前には見せたくねーよ。

アルバムに視線を落とす。

可愛らしく微笑む制服姿のカズ。

俺が愛した、唯一の人。

つつと

指の腹でカズの写真を撫でた。

大好きだった。

可愛くて

愛しくて

拗ねると上目遣いで口を尖らせて

授業中にはそっぽとか向きやがって

そのくせ勉強を教えろとか懐いてきやがって

俺もさ、卒業アルバム貰ったんだけど

今まで1度も見れなかったんだよ。

なんでだろうな。

クシャりと撫でた髪から香る

うちのシャンプーの香りも

首すじに顔をうずめた時の

甘くて若しい香りも

今もまだ、こんなにも覚えている

なあ、お前はいま幸せか?

大野とは上手くいってるといいな。

松本先生と相葉みたいに、さ。

視線を感じて見上げると

カズが、眉根を寄せて俺を見ていた。

ごめんな

今でもこんなに好きで。

少しの間お互いの目の奥を見つめ

自分から先に、視線を逸らした。

いい加減カズを離してやらないと。

ごちそうさま。今日はお前に会えて本当に良かったよ。これ、お釣りいらないから。

バンを手に取ると

カズの目を見ることなく席を立つ。

古びた煉瓦作りのカフェ

所に点在する観葉植物の緑

淡い色を放つ間接照明

その店を切り盛りしてる

柔らかく微笑むカズ

忘れないよ

もうこれで充分だ。

櫻井先生っ行かないでー!()

これは凄いポピー500万本

中央口から1キロ位歩いた所にルピナスの森があるのだが、この時期ポピーも満開と聞く。

でも場所がわからないので売店のおばちゃんに聞くと、南口のちびっこ広場の方だという。

行き方をおしえてもらうが、歩くと30〜40分かかるというのだ。

道は6程の幅があり、作業車等が走れるようになっている。

以前来た時はレンタサイクルを借り、一周半で147キロ走ったことを思い出す。

北口から南口まで直線でも最低5キロ以上あるらしい。

すごく遠くの山の中を歩いているような気分だ。アップダウンがあるので疲労度が倍増する。

中央大橋を渡ってからも、まだ1キロ位あるのだ。

真夏だったらこんなにあるけないよ〜っと弱音を吐き出した所に、目の前に黄色い花畑が目に飛び込んできた。

いやぁ〜なんて広いんだ。黄色い色を中心としたポピー、その数は約500万本。

他にピンク色のかわいい花、ここにもルピナス畑。菖蒲も咲いていたり。

もう、お花のパラダイス。見ごたえはありました。

でも、なんで国営公園って、どこも広いのだろうか。

ここ森林丘陵公園は東京ドーム63個分だそうだ。

ひたち海浜公園昭和記念公園、アルプス安曇野公園といったが、こうした国営公園に行くためには、普段から歩くことを心がけていないといけないと思いました。

くれぐれも革靴ピンヒールではいかないようお気を付けください。

走行距離1874Km

真ん中がハートになっているみたいに見えます

おまけ茨城県小見川瓦のポピー後ろは筑波山

こちらは赤いポピーがいっぱいまるで天国だね